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2013年に半蔵門にアートスペースANAGRAを立ち上げ、現在は西荻窪で住所非公開完全予約制の芸術鑑賞室HAITSUを運営するキュレーター、細野晃太朗によるTシャツ作品。
使用されているボディは大量生産の過程で出る端切れを使ってアパレルを作るBLANKによるもの。

 

縫い付けられたグラフィックは着れないのに捨てることのできない自身のTシャツやリサイクルショップで見つけたものから切り抜かれたものです。
グラフィックの消費先として最もポピュラーな媒体であるTシャツの上で起こるイメージの氾濫。ほぼ無価値同然で扱われる匿名のデザインをTシャツというモノとしてではなくピクチャーとしてサルベージし、新品のTシャツ上にコラージュ、再構築しています。
まっさらなボディーを立体的なキャンバスと捉えレイアウトされたパーツは様々な文化的背景や時代のトレンド、手に入れた場所、そして元となった古着自体の歴史を含んでいます。
このプロジェクトは1kg100円で取引される古着に洋服としての価値を見つけるのではなく、違う角度から視る試みです。それをそのまま身につけるのではなく、切り取り、置き、縫い付けることで物に対する成仏がなされるような感覚を得る。そんなことを考えています。



 

【在音東京 NUMAMIDUBTSU TEE (no.1-6)】

-洋服の生産過程出るはぎれを使用したBLANK製のパッチワークボディ

-ユーズドのTシャツを解体してできたパーツを再構築
-追加でスクリーンプリントも有り

 

-1/1

-SIZE FREE

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